熊本県立大学が代表機関となり研究を行っている「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点では、「流域治水を核とした、大災害後も安全・安心に住み続けられ、豊かな環境と若者が残り集う持続可能な地域の実現」をビジョンに、これまで熊本県を中心に産官学の連携により研究開発を実施してきました。
このたび、グリーンインフラ(以下「GI」という。)*を活用した流域治水の取組の検討を始める東京都杉並区と連携協定を締結し、本研究拠点の雨庭などの研究成果を横展開し、熊本の取組みを東京にも広げることになりました。
*グリーンインフラ(GI)
「自然力や自然の仕組みを賢く活用することで社会と経済に寄与する国土形成手法。人口
減少社会における国土の劣化を防ぎ、さらに豊かな国土の形成を図る。」
【連携協定の概要】
1 協定名
流域治水の取組に関する連携協定
2 協定締結日
令和6年(2024年)5月20日
3 主な内容
・GIなど流域治水の取組の検討等に必要な基本情報等の共有
・GIなどに関する住民への周知や対話の場等への当拠点からの講師派遣、取組の検討や
実施に必要な技術的助言などの協力
<取組例>
・杉並区が区民対象に開催するGIに関する意見交換会などにおいて、基本的な知識や
身近な取組事例などを教えるための有識者を講師として派遣する。
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